ジェームズ2世 James Ⅰ (英語)
…「ヤハウェは護りたまう」または「かかとをつかんだ者」。
cf. ラテン語のヤコブス Jacobus が口語的に変化した Jacomus が、古フランス語でジ
ャムス James となり、12世紀頃にイングランドでも使われるようになったもの。
なおヤコブは、「ヤハウェは護りたまう」または「かかとをつかんだ者」の意味で、
前者は素直な解釈で、後者は Ya’aqobh (アケブ ’aqobh は「踵」)と綴り、『旧約
聖書』「創世記」第25章にある「双子の弟が兄(エサウ)の踵(かかと)をつかんで
生まれてきたので、このように名付けた」との記述にもとづく見方。また、後者には
「兄を出し抜いて、弟がその長子相続権を横取りした」というニュアンスもある。ち
なみに、ヤコブの変形にアキバ Akiba やユウキ Yuki という名前もある。
また、英語の人名にジェイコブ Jacob とジェームズがあるが、前者は『旧約聖書』
中のイサクの息子ヤコブを、後者は『新約聖書』に登場する十二使徒の二人のヤコブ
(大ヤコブと小ヤコブ)を英訳したもの。ジムやジミーはその愛称。